おみくじの運勢のひとつの「凶」は、
「良くない運勢」を意味し、大凶の次に悪い運勢です。
そのため縁起が悪いと思われがちですが、
そういうわけではありません。
おみくじは神様からのお告げであり、
「新しいことをすべきタイミングは今ではない」と
今後の進むべき方針を教えてくれる役割があります。
たとえ凶を引いてしまったとしても、
おみくじに書かれている内容の意味を読み取り、
これからの生活で気を付けるべきこと、
引き締めなければならないことを発見しましょう。
おみくじの凶を引いてしまった!逆に運がいい?
新年を迎え神社で初詣をするみなさん
運試しでおみくじを引いて「凶」が出てしまった経験はありませんか。
「今年は良くないことが起こる。」「不吉な1年だ。」
と1年の始まりからショックな思いをした方も少なくないでしょう。
また、受験や資格試験などの大切なイベントが控えている中で
凶を引いてしまったら、「合格しないんじゃないか。」
と不安になってしまった方もいらっしゃると思います。
このように悪い方向にとらえがちですが、
おみくじの運勢は縁起の良し悪しを評価しているものではありません。
おみくじは神様からのメッセージであり、
神様から「こういう時には気をつけなさい。」や「より頑張りなさい。」
などのエールと受け取りましょう。
また、おみくじの運勢はおみくじを引いたその時の運勢です。
そのため、凶が出たということは幸運の前兆で、
これ以上運勢は落ちることはなく「これからはどんどん良くなる。」
と運気が上昇する意味を持ちます。
さらに、「凶」という漢字は「凵」と「メ」に分解できます。
「凵」という字は蓋がないため、上を遮るものがありません。
また、メは植物の「芽」を表し、どんどん伸びていくものです。
したがって「凶」は「運気の伸び代がある」と受け取れるわけです。
おみくじの凶が出たら!のその後の正しい行動とは?
凶や大凶を引いてしまったら、どうするのが正しい方法でしょうか。
一つ目として、神社におみくじを結ぶ方法があります。
これは「凶返し」といって、利き手と反対の手でおみくじ掛けに結ぶことで、
凶を神社に留め良い運勢に転ずると言われているからです。
次におみくじは持ち帰り、書かれている内容をよく読むという方法があります。
おみくじは物事を公平に決めるくじによって神様の意思を記したものです。
そのため、凶や大凶が出たからといって、不吉・悪いものというわけではありません。
大吉や凶の結果で判断するのではなく、書かれている内容をよく読み、
今後、どのようなことを行っていくべきか改めて自分を見つめなおしましょう。
結論としては神社に結んでも持ち帰ってもどちらでもOKです。
おみくじで凶が出たとしても、良くないのは今でこれからは運気があがっていくことと、
おみくじの内容をよく読んでいま必要なことを理解し努力していく
ことを覚えておけば間違いなくあなたの人生はプラスに進んでいくでしょう。
まとめ
おみくじの運勢「凶」の意味と、引いてしまった場合の行動を紹介しました。
凶を引いてしまった場合でも悲観することはありません。
書かれてある内容を読むことで、気を引き締めるべき良いきっかけになりますし、
改めて自分を見つめ直すことで、1年をより良く過ごせるはずです。
新年の運試し的な要素でおみくじを引くこともありますが、
神様からのお言葉を受け取るという神聖な行為でもあります。
大吉や大凶などの結果に囚われるのではなく、
書かれている内容を読み取ることが重要なポイントですので、
今後、初詣でおみくじを引くことがあれば
ご自身について今後の人生の指針を見つめ直す良いツールとして
活用してはいかがでしょうか。
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