私は昭和の後半生まれです。
私が小学校に上がるころ、ランドセルは黒と赤しかありませんでした。
でも今はそんなことありませんよね。
どれを選んだらいいのか困るくらい、たくさんの色のランドセルがあります。
ランドセルって何故だかおじいちゃん、おばあちゃんが買ってあげるものみたいになってますよね。
だからこそ色選びが大変です。
6年間も使いますからね。
機能性も気になるし、デザインも気になります。
ランドセルの色が黒と赤しかなかった時代。
なぜその二色しかなかったのでしょう。
それが当たり前の時代に小学生だったのでなんとも思いませんでしたが、子供が小学生にあがるにあたってふと気になりました。
気になったことは調べたくなる性分なのでもちろん調べました!
なぜ黒と赤しかなかったのか・・・
それはすごく単純な理由でした。
ランドセルが赤黒だったのはどうして? ランドセルの始まりの秘密
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ランドセルはなんと幕末から存在しています。
とは言っても、その頃のランドセルはオランダからもたらされた布のバックパックです。
それが始まりと言われています。
そして日本でランドセルが通学用カバンになったのは明治時代になってからです。
明治10年に開校した学習院が明治18年に馬車や人力車での登校を禁止しました。
そして徒歩通学を義務付けました。
同時に軍事用の丈夫なランドセルを通学カバンとして使用することを定めたのです。
現代の箱型ランドセルが誕生したのは明治20年。
大正天皇の学習院入学を祝し、当時の総理大臣であった伊藤博文が特注で作らせたそうです。
そして黒と赤しかなかった理由。
当時ランドセルには天然の牛皮革が使用されていました。
この牛皮革をムラなくなく染色することが難しかったのです。
比較的きれいに美しく仕上げることができたのが黒と赤だったとのこと。
ただ諸説あり単純に男の子と女の子を見分けるためだけに黒と赤になったという説もあります。
単純細胞な私は後者の男女を見分けるために黒と赤なんだと思っていました。
ランドセルはいつからいろんな色になったの? 多色化した背景とは!?
軽く高品質な人工皮革が登場したので多彩なカラーバリエーションが可能になったのです。
2001年に大手小売りチェーン店のイオンがプライベートブランドとして
24色のランドセルを販売。
あっという間にカラフルなランドセルは世間に受け入れられました。
時代の流れですね。
黒か赤しかなかった時代に24色ものバリエーションのランドセルを販売するなんてすごいですね。
今は昔と違って個性の時代です。
色々な人間がいます。
多種多様。
それを言ったらランドセルでなくてもいいような気がしますが・・・
まとめ
ランドセルは幕末から存在していて、その頃のランドセルはオランダからもたらされた布のバックパックでした。
現代の箱型ランドセルが誕生したのは明治20年。
大正天皇の学習院入学を祝し、当時の総理大臣であった伊藤博文が特注で作らせたそうです。
当時ランドセルには天然の牛皮革が使用されていました。
牛皮革をムラなくなく染色することが難しく、比較的きれいに美しく仕上げることができたのが黒と赤だったとのこと。
その後、軽量で高品質な人工皮革が登場したので多彩なカラーバリエーションが可能になったのです。
2001年に大手小売りチェーン店がプライベートブランドとして
24色のランドセルを販売。
あっという間にカラフルなランドセルは世間に受け入れられました。
そして現在に至ります。
今回はランドセルの誕生とその時代背景、なぜ黒と赤だったのか。
どうしてカラーバリエーションが豊富になったのかをお伝えしました。
あなたの疑問が少しでも解消できたなら幸いです。
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