沖縄旅行に行って、海辺にサンゴのかけらを見つけた。
そのサンゴを旅行の思い出に持って帰ってきた……。
よくあることでしょうか。
実はこのサンゴを持ち帰る行為、ダメなことだって知ってますか?
サンゴを持ち帰ることは法律で禁止されているのです。
私もこうして記事を書く仕事をしていなかったら、知らないままだったかもしれません。
改めて言います。
サンゴの持ち帰りは禁止されています!
沖縄県漁業調整規則及び漁業法の違反になってしまうのです。
ただし、原形をとどめていない珊瑚の利用については問い合わせてくださいと沖縄県のホームページにあります。
拾ってしまったあなた、ドキドキしていますね?
ただし、サンゴの持ち帰りには罰せられる場合と罰せられない場合があります。
すごい罰金が発生する場合もあります。
また、持ち帰れる特別な場合はあるのでしょうか?
詳しく調べてみたので一緒に見ていきましょう。
サンゴの持ち帰りは禁止なの?沖縄の見解と禁止行為!
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冒頭でも述べたように、
サンゴの持ち帰りは沖縄県漁業規則により禁止されています。
その規則では、サンゴの採捕が禁止されているのですが、
「採捕」とは……
水産性動物(生死を問わず)を採集・捕獲する行為のことです。
つまり、海の中の生物を取ったり捕まえたりして持って帰る行為ですね。
サンゴのみならず、法律や各都道府県の漁業調整規則などで海辺の動植物を採捕に関する色々な規制があるのです。
沖縄のサンゴにおける漁業規則の内容を大まかにまとめてみます
- 海中に自生しているもの
- 海域に落ちているもの
- 原形をとどめているもの
- サンゴの死骸
などを採捕するのは禁止。
漁業規則でサンゴの採捕はダメですよという決まりごとがあるのです。
つまり、サンゴをお持ち帰りするのはいけませんよということになります。
沖縄県のホームページに載っているのですが、
沖縄の天然のサンゴは、
「採ってもダメ、売ってもダメ、持っているのもダメ」
だそうです。
最高で罰金200万、懲役3カ年……だそうです。
「小さいからいいかな」
という軽い気持ちで拾わない方が身の為ですね。
ただし、拾ったからって誰でも罰を受けるわけではないようです。
次の章でご紹介します!
サンゴを持ち帰ってしまった…この場合はどうなるの?処罰は確実?
サンゴを持ち帰ってしまった場合どうなるのでしょうね。
調べていると、サンゴを持ち帰ってしまったというニュースが目に留まりました。
その後どうなったのかわかりませんが、その方に対しては処罰も検討されていたようです。
日本だけでなく、海外ではその州の保護対象である貝を拾っていたら通報されてしまったというニュースも目に入りました。
当人は「知らなかった」ということだそうですが……
確かに、沖縄のサンゴを持って帰ってはいけないというこもを知っている人はどのくらいいるんでしょうね。
観光地でも知らずに拾ってしまう方はたくさんいるそうです。
子供が少し拾うのはOK?
お子様が数個の小さいサンゴのかけらや貝殻、角の丸まったガラス片を持って帰ってコレクションにしたり、夏休みの自由研究に使ったりするくらいは目をつむってもらえることが多いそうですよ!
厳しく罰せられるのは密猟など、生態系を壊すレベル。
まあ、たくさんの人がすこしならいっか!をしていると生態系を壊すことに繋がるので、基本的には禁止!という事なんです。
例え子供が持ち帰るにしても、
もし心配であれば、
自己判断ではなく問い合わせをして確認すると良いです。
沖縄県のホームページに問い合わせ先が載っています。
どうしてもサンゴが欲しい場合は?
天然のサンゴは購入することができません。
どうしてもサンゴが欲しい場合は、
養殖のサンゴを購入することができます。
こんな感じで本物のサンゴのかけらと
貝殻のSETを購入することもできるんですよ!
楽天なら安心ですよ〜
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養殖サンゴには人工物の基盤やタグがついているので、
購入する際は確認してみてくださいね。
まとめ
サンゴの持ち帰りはしてはいけないということが分かりました。
私も知りませんでしたが、こうして記事を書く仕事をしているおかげで色々と勉強ができています。
環境を守る観点からもサンゴなどの採捕はだめです。
「きれいだから」「旅の思い出に」という気持ちは誰にでもあるものです。
ですが、サンゴを拾ってしまうと罰金や懲役になる場合もあります。
綺麗な海を守るためにも、あなた自身のためにもサンゴは拾ってはいけませんよ。
もしも、家族や友人と沖縄旅行に行ってその友達が知らずに拾っていたら教えてあげてくださいね。
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