神社に参拝に行った際の楽しみの一つが「おみくじ」ですよね。
私も毎年初詣に行くと家族でおみくじを引いてワイワイとするのが楽しみです。
しかし、おみくじの中には詳しい意味が分からないものもあります。
なかでも気になるのが「待ち人」という言葉。
待ち人と聞くと「結婚相手」や「恋人」「好きな人」など恋愛の意味を思い浮かべますが、実はおみくじの「待ち人」とは「自分の人生に大きな影響を与える人」という広い意味が込められています。
おみくじが「待ち人 来ず」だった！悪い意味なの？
おみくじの「待ち人 来ず」とは、
「自分の人生に大きな影響を与える人が来ない」という意味を指します。
それは、「結婚相手」や「恋人」「好きな人」だけではなく、
「同性」「年下」「家族」なども考えられます。
例えば、病気の人にとっての待ち人は「良いお医者さん」であったり、既婚者にとっての待ち人は「赤ちゃん」なども当てはまるのです。
しかし、「待ち人が来ず」だから
「諦めよう。」「悪い人生になる。」と後ろ向きになるのではなく、
一つの参考として頑張るための指針にすると良いんです。
おみくじは、全ての人生を決めるものではありません。
考え方・生き方のヒントとして時々見返すことがおみくじの本来の意味なのですよ。
「待ち人 来ず」にも種類がある！
そして、「待ち人 来ず」にも色々な種類があります。
正しい意味で読み取り、参考にすることが大切ですので、
詳しく見ていきましょう。
待ち人来ずたよりあり
待ち人来ずたよりありの場合、待ち人の姿は見えないけれど「たより」である「連絡」があるということを意味します。
その人は、おみくじを引いた人に何らかの思いをもってくれているのです。
「たより」とは昔の場合「手紙」を意味しますが、現代であればSNSも当てはまると考えられています。
待ち人来ずさわりあり
待ち人来ずさわりありの場合、
待ち人の姿は見えないけれど会える準備がはじまることを意味します。
「さわり」とは「予兆」という意味で、
今すぐには会えないけれど会えるきっかけとなる出来事が起こるということです。
待ち人来ず音信あり
「音信」は「風のうわさ」を意味します。
つまり、「さわり」である「予兆」の前段階ということ。
第三者経由で「待ち人」の話を聞くことがあるかもしれません。
よくない内容のおみくじを引いた時の対処法は？
もしも「待ち人」に良くないことが書いていたり、
「大凶」のおみくじを引いてしまっても対処法があります。
境内で結ぶ
境内でおみくじを結ぶという意味は、
「悪い運勢を持ち帰らない」という意味と「神様とご縁を結ぶ」という意味があります。
基本的に「大吉」など良い結果のおみくじは持ち帰って保存し、
「大凶」などの悪い結果のおみくじを結ぶと良いと言われています。
おみくじを結ぶロープが設置されている神社や指定の場所がある神社が多いので、
指示通りにおみくじを結ぶようにしましょう。
また、神社の木の枝に無許可で結ぶのはNGです。
持ち帰る
おみくじには神様からのメッセージやアドバイスがたくさん書かれています。
なので、大凶であっても持ち帰って時々おみくじを読み直し、気を引き締めるのも良い方法なんです。
私は、年始のおみくじを財布に入れて時々見返すようにしていますよ。
財布以外にも定期入れや手帳などいつも身につける物に保存しておくと見返しやすくておススメです。
おみくじを引き直す
「おみくじの内容が気になって夜も眠れない」という状態であれば、おみくじを引き直すのも一つです。
実は、おみくじの引き直しは問題ないんです。
戦国武将の明智光秀は、本能寺の変の前に凶を引いて引き直したというエピソードもあります。
おみくじの引き直しについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね
↓↓↓
おみくじを何回も引くのはダメ？同日や同神社で違うので注意！
お返しする
「お返し」とは物を渡すことではなく、おみくじを引いた神社に返すということです。
特に年末年始には、「お焚き上げ」「どんと焼き」と言われる使わなくなった道具や物に感謝を込めて燃やす行事があります。
おみくじもお焚き上げに入れることが可能です。
ごみ箱に捨てるのはNG
おみくじは、神様からのメッセージやアドバイスです。
そのため、悪いことが書かれていてもゴミ箱に捨てては絶対にいけません。
もし、自宅で処分したいという時は、
ゴミ袋とは別のビニール袋などに入れ粗塩を添えるか塩をふってお清めをして捨てるようにしましょう。
おみくじの捨て方についてはこちらの記事も参考にしてみてください
↓↓↓
捨てるとヤバイ！？たまってきたおみくじをゴミ箱に捨てるなんて！？
まとめ
おみくじの「待ち人 来ず」とは、恋愛の意味だけではなく、
「自分の人生に大きな影響を与える人が来ない」という広い意味があります。
しかし、おみくじは神様からのメッセージやアドバイスです。
悪いことが書いているからと後ろ向きにならず、
おみくじに書かれている内容をよく読んで、行動の指針にすることが重要なのです。
ぜひ、これからのおみくじに活かしてくださいね。
私も年始のおみくじは気をつけて引きたいと思います。
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